【博多部】博多の町20地区の面積を比較してみた【福岡市博多区○○町】

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こんにちは、小林香織です。

最近、『博多旧町名歴史散歩(著: 日高三朗, 保坂晃孝)』という本を寝る前にちまちまと読み進めています。

この本の中で、気になる一文を見つけました。

新町名の奈良屋町は広く、旧奈良屋町のほか、(中略)を含むが、旧奈良屋町も比較的大きな町であった。

(※171ページより引用)
(中略)の部分には14の旧町名が並んでいました。
それを聞くと、現在の奈良屋町がすごく大きいように感じます。

「……でもさ、奈良屋町って言うほどデカくなくね?」

町界町名整理事業(1966)で誕生した博多の町は、どれも非常に小さいです。
(そりゃあ、普通『呉服町○丁目』とか名づけたくなるところをそれぞれ独立した名前を与えてますからね)
とはいえ、私には他の博多の町と比べて奈良屋町が特別大きいようには見えませんでした。

じゃあ、面積を調べて比較すりゃええやん!!

という考えに至りました。
この記事では、その結果をご報告します。

定義

今回の調査対象は、福岡市博多区の北部にある以下の20の町です。
沖浜町/上川端町/上呉服町/神屋町/祇園町/古門戸町/御供所町/下川端町/下呉服町/須崎町/石城町/大博町/築港本町/綱場町/対馬小路/店屋町/中呉服町/中洲中島町/奈良屋町/冷泉町
(※50音順)
博多部でない町もありますが、比較のため入れています。

調べ方については、おそらく町レベルの面積は公式のソースでは存在しないと思います。
そこで、こちらのツールを使って計測しました。
地図上をクリックして頂点を増やすと、図形の面積を自動で計算してくれます。
あくまでも手動なので、誤差が大きいということを事前にご理解ください。

たとえば、上呉服町と御供所町の境界は曖昧です。
このような部分で誤差が大きく出ます。
ですので、面積の数字は参考程度にとどめてください。

また、町と町の境目の道路(大博通り, 昭和通りなど)は面積に含めていません。
町の中を通る道路(西町筋など)は境目の中にあれば面積に含めています。

それでは、結果に入りましょう!

1位

1位: 沖浜町 約349,660 m2

2位に2倍の大差をつけてぶっちぎりの1位となったのは、日本の海の玄関口、沖浜町でした!!

地図を見ていただければわかりますが、博多の町の中ではダントツに大きいです。
面積のほとんどが中央ふ頭と物流関連とマリンメッセと駐車場です。
住宅は非常に少ないです。

2~4位

2位: 築港本町 約176,363 m2
3位: 御供所町 約151,059 m2
4位: 石城町 約125,400 m2

1,2,4位をウォーターフロント地区が占めています。
これらの町は施設(博多ふ頭, 国際センター, 国際会議場, サンパレス, 専門学校など)が多く、各地から人が集まってくる場所ですね。
築港本町は、私が歩いていても「おっきいなぁ~!」って思います。

そんな中、全体3位・博多部の中での1位に輝いたのは御供所町でした。
博多部では圧倒的な面積を誇ります。
でも、面積の大半がお寺なので、歩くと地図で見るよりも非常に小さく感じます。
住宅などの建物も道沿いにしかありません。

上位4位は、どの町も面積が大きいわりに、通常立ち入ることのできない建物が大部分を占めていて、自由な土地が少ししかない印象です。

5~10位

5位: 上呉服町 約86,546 m2
6位: 上川端町 約83,929 m2
7位: 祇園町 約71,111 m2
8位: 下呉服町 約70,684 m2
9位: 大博町 約69,156 m2
10位: 奈良屋町 約67,077 m2

上呉服町は御供所町と同様にお寺が多いですが、住宅が密集しています。
上川端町は本当に大きいですね。
上川端商店街も櫛田神社も冷泉公園も立ち入ることができるので大きく感じるのでしょうか。(旧冷泉小は例外)

御笠川沿いの町は全体的に大きいです。
大博通りはまっすぐでも、川は曲がってますから、そのぶん面積に変化が出ます。

さて、問題の奈良屋町は10位でした。
博多部の中ではギリギリ中の上くらいで、小さくはないけど、特別大きいわけでもないようです。
正方形のような形をしており、博多小学校はありますが小さい建物が詰まっているため密度が濃いように感じます。

11~16位

11位: 冷泉町 約65,310 m2
12位: 店屋町 約59,106 m2
13位: 対馬小路 約57,878 m2
14位: 須崎町 約55,938 m2
15位: 中呉服町 約53,708 m2
16位: 神屋町 約50,044 m2

だいぶ小さくなってきましたね。

対馬小路なんて、博多中学校があるわ大きな道路があるわ道路の形が不規則だわで、面積のわりに実際に使える土地がかなり少ないように感じます。
須崎町は、博多川沿いの道路も面積に加えています。
中呉服町は、御笠川沿いの町では唯一小さめ。

17~19位

17位: 古門戸町 約42,377 m2
18位: 綱場町 約42,062 m2
19位: 下川端町 約41,169 m2

ワースト4に入りました。

中呉服町と綱場町下川端町が小さいのは、明治通りと昭和通りの間隔が狭いからでしょう。
古門戸町が小さいのは、土居通りと大黒通りの以下略。
大きな道路に挟まれた区画が小さいので、こんなに小さな町が誕生してしまったのでしょう。

特に下川端町は面積の半分以上を博多リバレインが占めているので、体感の面積は非常に小さいです。
上川端町の面積をちょっとくらい分けてあげても……でもそれじゃ商店街が分断されるからだめか。

20位(最下位)

20位: 中洲中島町 約27,239 m2

最下位は中洲の端っこ中洲中島町でした!!

地図を見ると納得ですね。
番地が5までしかありません。
しかも5番は住宅地じゃないです。

実は私、当初は大学卒業後、中洲中島町にある白黒の某マンションに住む予定でした。
でも、家賃が高すぎたので契約成立直前にご破算にし、今住んでるマンションを選びました。
で、中島町に住むことをバイト先のおばちゃん(生まれも育ちも堅粕)に伝えたとき、こう言われました。

「中島町かぁ~、よかとこやね!! 昔は高級住宅街やったとよ!!」

面積が極端に狭いから、土地の希少性があるのでしょうか。
中洲○丁目にあたる地域は400年ほど前には存在しなかったようですし。(出典: 『博多旧町名歴史散歩』)

ちなみに私、Twitterでワースト4を予言していました。

我ながらいい線いってたかと。

おわりに

以上、博多の町の面積比較でした。
参考になるのかわかりませんが、小ネタとして何かのお役に立てたら幸いです。